LGSとは?
LGSとは、軽量鉄骨造という天井の下地材のことを言い、ライトゲージスチール(Light Gauge Steel)の略です。
一般的には、マンションなどの施工工事で使用されることの多いもので、主にリフォーム現場で壁や天井の下地材として使用されています。下地材といえば木製のものというイメージを持つ人もいると思いますが、あえて軽量の鉄骨を使用しているところもあるのです。
木製の下地材とLGSの下地材を比べると、LGSの方が優れているという部分は、
・木製の下地材にありがちな湿度の影響を受けることがないため、割れたり曲がったりという変動が少なく安定している
・早い工事を実現可能とする
・重量が軽いため搬入などが簡単
・電気や設備の配線、配管がしやすくなる
・シロアリなどの被害に合うことがない
・耐火性に優れているので火災の起きやすいキッチンなどに最適
となっています。一方、木製のものにはかなわないという部分では、
・木製の場合は、必要があれば材料を重ね合わたり、削るなどの微調整を行うことができるが、LGSではそれができない
・LGSを使用する場合、大工ではなく専門の職人の手が必要となる
・下地が古く安定していない場合は、精度がどうしても劣ってしまう
などがあり、自由度が低いという部分もありますが、LGSを含め下地材は、露出するようなものではなく、ボードの奥に隠れてしまうものですが、その建物にLGSと木製の下地材のどちらが適しているのかはその工事によって違います。
2019.04.20