マンション・商業施設・ビルなどの軽天工事とは?
軽天工事と呼ばれる内装工事は、建物が完成してしまうと直接目で見ることのできない部分の工事であるものの、建物の構造的な役割としてはとても重要な位置づけとなっています。
軽天工事は、天井や壁の部分の下地を作る作業で、軽量鉄骨材と言われる0.5mmの厚さのものが使用されています。以前は軽量鉄骨材ではなく木材のものを使用するのが一般的でしたが、今は建築物や用途に合わせて最適な方を選んで使われることが増えてきています。
特に、マンションやビル、商業施設の建物には軽量鉄骨材が使用されることが多いのは、軽量なことと作業効率が良いこと、コストダウンに繋がることなど理由はたくさんあるのですが、その中でも一番の理由として耐火性に優れているという点です。
様々な視点から最適な材質を選び軽天工事は行われていきます。
軽天工事を終えると、石膏ボードを仕上げとして取り付ける工事が行われ下地工事は完了となりますが、このときに行われる内装工事も熟練した知識と技術を持った職人が行うことできれいに仕上げることができ、その後のクロス貼りや、ペンキ塗装といった作業もスムーズにそしてキレイに仕上げることができるようになります。
軽天工事と石膏ボードを貼る下地作業がいかに丁寧で的確かどうかは、仕上がりを見ればわかるというくらい繊細で重要な作業なのです。
2019.05.20